Kanpō (官報) · 03 Sep 2026 · 2 vistas
農林水産省が種苗法に基づき国内外24件の品種登録出願を公示
Por FactBox Admin

農林水産省は2026年9月3日付の官報で、種苗法(平成10年法律第83号)に基づく品種登録出願24件を受理し、公示した。公示は農林水産大臣鈴木憲和名義の農林水産省告示第1366号として発表され、国内外の種苗企業、研究機関、自治体によるサツマイモ、レタス、イネ、イチゴなどの新品種が対象となっている。
今回の公示は、種苗法第5条第1項の規定に基づく品種登録出願を受理したことを同法第13条第1項の規定に基づき公表するもの。出願品種の属する農林水産植物の種類、出願品種の名称、出願者の氏名・名称・住所、品種登録出願の番号・年月日が一覧で示されている。出願番号は第38291号から第38547号にわたり、出願日は令和7年11月から令和8年5月までに及ぶ。
海外種苗大手がサツマイモとレタスを出願
食用作物では、サツマイモ(Ipomoea batatas)とレタス(Lactuca sativa)の出願が目立つ。サツマイモでは、群馬県前橋市に本社を置くカネコ種苗株式会社が品種「HU3」を第38512号として令和8年4月17日に出願した。
レタスでは、スイス・バーゼルに本拠を置くSyngenta Crop Protection AGが「ICE CIRCLE II」を第38291号(令和7年11月13日)、オランダ・エンクハイゼンのEnza Zaden Beheer B.V.が「Gylona」を第38334号(令和7年12月24日)として出願。千葉県千葉市のヴィルモランみかど株式会社は「MKS-L571G」(第38395号、令和8年2月3日)と「MKS-L572G」(第38449号、令和8年3月4日)の2件を出願した。
国・研究機関によるイネとイチゴの新品種
イネ(Oryza sativa)では、愛知県豊明市の株式会社水稲生産技術研究所が「風雅1-1」(第38368号)と「風雅3-1」(第38369号)をいずれも令和8年1月23日に出願。島根県は「つぶきらり」を第38507号(令和8年4月3日)、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は「やわらつよし」を第38547号(令和8年5月11日)として出願した。
イチゴ(Fragaria)では、三重県が「みつは」を第38453号(令和8年3月9日)、福井県が「福井ST1号」(第38497号)と「福井ST2号」(第38498号)をいずれも令和8年3月30日に出願。農研機構もイチゴの出願を行っている。トマト(Solanum lycopersicum)では福井県が「福井TM1号」を第38496号(令和8年3月30日)として出願した。
花き・園芸作物の品種登録
花き・園芸分野では、オランダの**Bejo Zaden B.V.**がネギ(Allium fistulosum)「Protector」を第38299号(令和7年11月21日)、De Groot en Slot B.V.もネギを出願。アジサイ(Hydrangea)ではフランスのMarie-France Dollが「Do22b30」(第38466号)と「Do22b09」(第38467号)を令和8年3月19日に出願した。
そのほか、愛知県刈谷市の神谷政臣氏がアンスリウム「ひまり」を第38527号(令和8年4月27日)、農研機構がチャ(Camellia sinensis)「テオブレイズ」を第38482号(令和8年3月26日)、千葉県八千代市の京成バラ園芸株式会社がバラ「KEIFUHANASZK」を第38475号(令和8年3月24日)、茨城県笠間市の株式会社ムラカミシードがストック(Matthiola incana)の「シャンテピンク2」「シャンテサーモンピンク」「シャンテチェリー2」の3件を令和8年5月8日に出願した。
今回公示された出願は、種苗法に基づく品種登録の審査を経て、登録されれば育成者権として保護される。種苗業界や農業生産者にとっては、国内外の育種動向と知的財産の帰属を把握する上で重要な情報となる。
出典: 農林水産省告示第1366号(令和8年9月3日付官報、農林水産大臣鈴木憲和)— 種苗法第5条第1項に基づく品種登録出願の受理公示。